フンデガ-K2
特殊加工のパイオニア
ドイツ製CNCプレカットシステム「フンデガ-K2」を大口工場に設置しました。 全世界に2000台以上の実績を持つこの信頼性の高い機械です。木口寸法は最小20㎜×50ミリから最大300㎜×1,200㎜まで部材を加工できます。今まで大工さんの手加工に頼っていた部分(180幅の横架材、大黒柱)や大断面など幅広く加工することができます。
ホームコネクター
ホームコネクターとは
ホームコネクター工法は、木造建築において、木材を美しく、強く、簡単に接合する接合技術です。 具体的には、接合すべき木材にドリルで穴をあけ、中空式のボルトに似た接合金物(以下、ホームコネクターと称す)を挿入し、木材とホームコネクター間の隙間を接着剤で完全に充填することにより、木材と木材をガタ無く接合する技術です。 更に、ホームコネクター自体は木材内部に収納されるため、金物の露出が一切無く、意匠を損なうこともありません。 また、本工法は、木材とコンクリート、木材と鉄骨等の異種素材の接合も可能であり、建築工事における広い範囲の接合に応用できます。 なお、ホームコネクターには、T型とS型の2タイプのロッド形状が用意されており、この2種類のロッドで、木造建築におけるほぼ全ての継ぎ手・仕口をカバーすることが可能です。
丸太加工機
- 丸太の断面や曲がりをスキャナで測定します。今まで人間の目でしか判別できなかった大きさや形状を精密にコンピュータに取り込みます。
- あらゆる角度にも対応した加工ができます。丸太だけではなく、大黒柱の木口や梁の台持継手などさまざまな加工が可能です。
- 従来の機械では不可能だった上下前後、両木口の加工を一度に行うことができます。これにより加工精度のアップ。大幅に作業時間を短縮することができます。
- 我が社のノウハウがインプットされているコンピュータです。スキャンで丸太形状を取り込み。CADデータをインプットすることにより、最適な加工形状を瞬時に判断することができます。
自動制御により、職人技を簡単・正確に再現します。
これまで、大工さんがおこなってきた特殊な丸太加工のノウハウを習得するには、長年の経験と知識が必要でした。そこで、だれにでも簡単に加工ができるようにと開発されたのが、当社独自の機能を搭載した丸太加工機です。大黒柱は300角まで、丸太は15mまでの加工が可能。その他にも、登り梁などの部材加工にも最適です。
製作は、丸太加工のセオリーや手順などのデータを組み込んだコンピュータが自動制御でおこないます。また、丸太を機械に載せてスキャンさせ、木材の曲がり状態を画面上で確認することが可能です。
操作性も抜群で、単純な加工の場合はボタンひとつで作業が完了。また、従来、高度な技術が必要だった複雑な部材加工も、データを入力するだけの操作で簡単におこなえます。さらに、コンピュータ制御により、手作業で起こりがちだった人為的なミスも減少する上、わずか0.2ミリの誤差で加工できるため、より精度の高い製品が製作可能となりました。
込み栓
住まいにやさしい伝統技法が、最新の技術でよみがえります。
梁と柱の固定方法としては、専用の金物を使うのがポピュラーですが、かつての日本家屋では「込み栓」を使った技法が中心でした。木材の結合に木材を使う…部材と同じ材質を使う込み栓は、温度や湿度の変化にも同じ割合で膨張・伸縮をするため、木材の特性を活かした技法と言えるでしょう。
従来のプレカット機器では対応できなかったこの技法も、コンピュータに若干のカスタマイズを加えるだけで、ボタン操作ひとつで自動的に込み栓を製作。正確な上、従来の手作業に比べ低コストでの加工が可能になりました。
台持加工
プレカットでは無理とされてきた継ぎ手が機械加工可能となりました。
台持継ぎとは、受けの台がある時に使われる継ぎ手です。継ぎ手の持出しも出来ます。
上下の固定には12φのボルトを使用します。柱の芯で継げるため、鎌継ぎより強度があり、曲げ抵抗を考える必要もありません。
鎌継 ヒネリ止め加工
鎌継の下にもう一つの加工(蟻加工)を追加しました。
横架材を化粧材として使われる方が増えています。乾燥によるヒネリ・狂いを抑える効果があります。
長ホゾ加工
柱ほぞ長さ『下ホゾ120ミリ』『上ミゾ90ミリ』まで伸ばすことが可能です。
ご希望の長さをお伝えください。